リレーエッセイ・149

課題山積に立ち向かう



東腎協常任幹事 蛭田 範博
(新小岩クリニック友の会)

 会員の皆様、こんにちは、今年度(2003年)常任幹事に推薦されました蛭田と申します。
私は昭和62年頃足に痛みが走り、捻挫と思い整形外科に行き診察をして貰った結果は、痛風と診断され、それ以来薬を飲み続けた結果、平成11年6月頃に貧血が続き病院に行ってみたら腎不全との診断で即入院ということになりました。それから1か月後に何がなんだか分らない内に、透析導入になってしまい今現在で導入まる4年となりました。

 導入前は全く無知であってこんなに大変なことが自分の中で進行しているとは思ってもみませんでした。その時は何が起こっているか驚きの日々の連続でした。それでも透析患者の仲間と触合い及び話をしているうちに友達も少しずつ増え、腎臓病に対する知識も序々に得て、楽しい生活をするとともに勉強もできる今日に至っています。

 また、気持ち的に暗くなりそうになっても元気に生活しているのは、患者会を始め東腎協の運動を続けているからだと思っています。私は、計らずも昨年オブザーバーから今年常任幹事になり、先輩方からのアドバイスや協力を得てやっていけることを感謝しています。私は常任幹事を引き受けておりますが会員同士は仲が良く思いやりのある皆さんだと思っています。これは同病者故に他人からのアドバイスや協力を得て苦労が分るのではないかと思っています。

 これからは、医療や福祉が厳しくなりますが、会員全体が一丸となって改悪を阻止し、マル障を平成12年の改正前に戻さなければなりません。会員の皆さんも苦しいこと、悲しいことがあるでしょう。この世の常であると考えて頂き共に、いつまでも透析ができる好日にしていくことが私の願いです。

 これからに向かって私達の目標は難しいことは抜きにしてともかく元気であること、笑顔を絶やさないことだと思います。私はその元気なエネルギーをいっぱい持って、東腎協の先輩の常任幹事と、新小岩クリニック友の会の皆様方と共に安心して必要な医療を受けられるよう、会員の命と暮らしを守るため精一杯、頑張っていきますので、今後共ご指導の程宜しくお願いします。

東腎協2003年7月25日


最終作成日:2003年8月30日
作成:M.Koseki