なかまのたより


総会感想

質疑応答の時間を長く

個人会員
市川 美佐子

朝から小雨模様の中、大勢の会員の参加により総会を無事に終えられ、役員の皆様方お疲れ様でした。活動報告にありましたように、活発な活動展開のためには役員の方のお仕事はとても大切です。
 しかし透析の長期化、高齢化が進みなかなか思うようにいかないのが現状のようですが、ぜひこれからも頑張ってください。
 さて、2003年度活動方針を、今年は11項目立てた内のl〜4までの4項目に重点を置き、進めて行くとの説明がありましたが、11項目どれをとっても私達には欠かせない項目ばかりです。特に会員拡大を図るには項目8のGは大事ではないかと思われます。「とうじんきょうニュース」の発行で、もっと会員の理解を深める活動を期待します。また、項目9の東京都への要望については、もう少し要望項目を整理しては如何でしよう。重点項目に絞って要望していく方が高い効果が得られるのではと思います。
 会全体に関しては質疑応答の時間をもう少し長くとって頂くと良かったかもしれません。一般会員の意見反映ですので、耳を傾けて検討して見るのも大事かと。
 会員の減少により組織率の低下を招いていますが、会員拡大には名案がなく本当に難しいことです。地道に増やす努力をして行くしか無いかも知れません。役員の方のみならず一般会員の方も一緒に次の総会までに7500人を目指したいものです。
 記念講演では、出来ましたら内容のレジュメがあればもっと解り易かったと思いました。それとやはり、質問がまだ何件かあったようで、質疑応答の時間がもう少し欲しかったです。
 役員の皆様方、一年間ご苦労様ですが、体調にお気をつけられて今年度の活動をよろしくお願い致します。

一人になっても会の手伝いを

東和病院腎友会
東腎協幹事・患者会会長

桐島 伸曠

4月20日、本年度の総会が催され、新役員も多数紹介されました。また、一年間多くの会員のお世話をなさることに対し感謝申し上げます。東腎協の今年度の目標は会員数を7500人に増強するという運動のスローガンがかかげられました。私も総会に出席して振り返り、思ったことを記させて頂きます。東和病院腎友会の会長を引き継ぎ5年間、会員の一人ひとりが一つになるよう、年間のスケジュールを立てて、やってきましたが、「我関せず」の人が多く、無理している自分に疲れました。誰か引き受ける人はと、会合も行いましたが、結局解散寸前までに至りました。
 その話を聞いた東腎協組織対策委員会と三軒茶屋腎友会幹事が心配して私ども東和病院理事長の大坪公子先生のところまで出かけ東和病院腎友会を消滅させないように話して下さいました。私ども東和病院は、三軒茶屋病院、上野病院と関連病院です。そしてすぐ東和病院の萩原婦長に連絡があり、病院も腎友会の相談にのりますので腎友会を存続してくださいとのことで、病院も協力して頂けるのであれば、次期会長が決まるまで頑張ってみようと思いました。
 東腎協の役員の方々も長い透析生活をしながら会員のためいろいろお世話下さる姿を見れば、私達は何ひとつ文句を言えるものではありません。私は透析を続ける限り、一人になっても元気なうちはなにか役に立つことをお手伝いしたいと考えております。今回の東和病院のことについて、なにかとご多忙中にもかかわらずお骨折り下さった東腎協には感謝してもしきれない気持ちで一杯です。本当にこうして元気に生きていられるのも30年間の長い間、闘い続けてくれた先輩方のお陰です。これからも命が続く限り応援します。東腎協のますますの発展をお祈りします。

今年の総会風景

新たな実情にとまどう

匿名希望
個人会員

看護師らの笑顔を見なくなって久しい。透析中の痛みがスタッフの言葉で緩和された経験は皆さんおありでしょう。心配してくださる行動に胸熱くなった方もいるはずですね。
 明るい会話が望めない。蚊の鳴くような声で応対される。ごく、基本的なことを何度、お願いしても希望通りにいかぬ事態も発生する。今年に入りそれらが続き、少々さびしさが募ります。
 透析室での看護師らスタッフの勤務期間は長くて1年。日替わりの人まで繰り返し存在した過去の経緯から、院長らの努力により、現主要スタッフは3年目に到達です。技術もさることながらヒトとしての魅力、豊かな会話など心が癒され感謝してきた頃を考えると幸せなひとときでした。
 今後増える患者のためにと、手狭になった医院を別地域で再スタートに相成ったのが一年前。しかし、その空間構造上、スタッフに新たな労力が加わったことも重なっただろうか、今年に入り何やら、ガラリと変化した雰囲気に正直気持ちが戸惑っています。徐々に無口になられてしまい、あまり患者として関心をもたれていない印象は明らかに、以前と違い、今ではある意味、セルフサービスに近い形となってしまい、積極的係わり(心配して声をかけてくださったり、患者との良きコミュニケーション形成)も消えつつあります。
 某バーガー店の価格表に「Smile,0円」とあるが、診療報酬下落の害が現在の透析室の一部に漂っているなどと思いたくはないが、実際のところはどうなのであろう。

全国の友達と再会

白鳥診療所 個人会員
高橋 静雄

「全腎協全国大会in下関」に参加してきた。5月17日(土)の交流会は、イベントホールでの開催なので、やむを得ないが食事は冷めたケータリング。不満。時間の都合からか全国各県からの参加者の紹介も無く、どの県から何人来ているかも分からず。他府県の友人を探せなかった。
 5月18日(日)は大会。全腎協の基調報告を読み上げる間、会場はざわついていた。午後からの分科会は「長期透析者の合併症の予防と対策」に出席。企業展示コーナーでいろいろ治療食のサンプルなどもらう。夕方、臨時透析を受ける。日曜日なのに病院はよく協力してくれ、ありがたい。
 翌朝、下関ステーションに8時30分集合。楽しみな旅行だ。東京からの参加はわれわれ夫婦2人。近畿日本ツーリスト添乗員の手際の悪さで、参加者の把握が出来ず、出発が遅れる。嫌な予感、先が思いやられる。
 参加メンバーは46人。去年の全腎協秋田大会の旅行での顔見知りが半数。この1年間の近況報告で話が弾む。北海道、茨城、長野、三重、富山、沖縄、各病院の様子もわかる。バスは秋芳台へ。鍾乳洞の中を1時間くらい歩く。暗い階段、すべる道、やっとの思いで出口へ。透析患者のツアーという配慮が無い行程だ。昼食。ビールを飲む人もいる。我慢、我慢。
 フランシスコ・ザビエル教会のステンドグラスはすばらしい。感激した。
 バスは今夜の宿、萩市内のホテル萩本陣へ。2人部屋を予約しておいたが、4人部屋。旅行社の対応のまずさは否めない。2人部屋へ変更、追加料金をはらう。
 宴会は、自己紹介で盛り上がる。愉快な一時であった。
 5月20日。萩焼窯元、松陰神社、曹洞宗常念寺など見学。門前で久しぶりに「ひやし飴」を飲む。ついでに-32409シロップ-32408抜きのかき氷も食べる。50円引きだった。
 透析者同士からか、参加者とはすぐに打ち解けて、楽しい話題が尽きない。全国の透析者が集い、自分にプラスになり、自分を高める友人に出会える、これがツアーのいいところ。来年の長野では、またこのメンバーで会いたいと思っている。ただ、今回のツアースケジュールは感動が少なかった。
 ウイロウを土産に買い、山口宇部空港から、帰京。

全腎協総会後、ツアーを楽しむ高橋さん

初のCAPD患者バス旅行!!

田端駅前クリニック
個人会員

鈴木 英範

5月17日に田端駅前クリニックのCAPD患者、先生、各メーカーさんを交えて、埼玉県の森林公園に日帰りバーベキューバス旅行に行ってきました。今回は各メーカーさん、医療スタッフの方々にご協力いただきまして透析液、機器類を全て用意していただき、CAPD患者はみんな手ぶらで参加しました。バック交換の場所は森林公園のバーベキュー会場より一番近い管理センター会議室をお借りしました。
 当日朝の9時にクリニックを出発しバスの中で自己紹介をしながら高速道路を走り、サービスエリアで一旦休憩、その後森林公園まで走る間、食後のデザートを賭けてゲーム大会に大いに盛り上がりました。前日より天候が不安定で朝も小雨交じりでしたが森林公園に到着するにつれ、雨も上がり楽しくバーベキューができました。深緑の中での食事はまた格段においしくビールなども飲みながらの食事となりました。バーベキューのあとは100万本のカモミール畑に行きまして、ハーブのリキュール、ハーブのブーケ、ハーブの石鹸を各グループに分かれて作り、お土産に持って帰りました。
 今回はじめてのCAPD患者バス旅行でしたが天候にも味方され楽しくCAPD患者同士交流ができたと思います。
 また今後も2回、3回と続けていきたいと思います。ご協力下さった皆様、ありがとうございました。

森林公園写真集表紙

あなたのお便りををお待ちしています。旅行記、エッセー、患者会活動へのご意見等どしどしお寄せ下さい。
宛先 東腎協事務局 編集部

短歌

山田クリニック腎友会
水上 清吾(80歳)

遠近に布団を叩く音のする
 梅雨の晴れ間の午後のひととき



来世も夫婦にならんと問いたれば
     妻は一言ノーと答えり



教えられ鉢に挿したる紫陽花の
   小枝根付きて蕾持ちたり

東腎協 2003年7 月25 日 149


最終更新日:2003年 9月1日
作成:Asahi