地域の患者会認知活動を活性化させよう

 医療制度改革が具体化

 将来に渡って、国民の誰もが安心して医療が受けられるように、医療制度の構造改革が急務とされています。
その改革の中身は、高齢者の患者負担増が中心ですが、20年間据え置かれてきた透析患者の自己負担の上限1万円(東京都では、◯障・◯都により患者負担なし)も「月収53万円以上の人の患者負担を上限2万円に」と見直しの対象となっています。

 患者会の存在が知られていない

 このように透析患者にとって、大きな転機となっている今日において、患者会活動に多くの透析患者が無関心でいることに危機感を感じます。既存の患者会において、会員減少阻止をお願いしているところでありますが、一方で東腎協や全腎協の存在すら知らないという透析患者も多いとの指摘があります。

 施設訪問活動

 このような現状において、第一に、透析患者を取り巻く状況や、東腎協や全腎協の存在を認知して頂き、その活動の重要性を理解してもらうことが重要と考え、ブロック長、組織対策委員が中心に、幹事さんや会員さんのご協力を得て、患者会の組織されていない透析施設を訪問させて頂き、入会案内等を施設に置いていただくなどのご協力のお願いに回っています。

 地域の患者会の協力が必要

 しかし、下図に示すように、患者会の無い透析施設は、東京都にある約380の施設の2/3と膨大な数となっており、自分達の身近にある地域の透析施設をフォローする方法で無いと一部の人の活動だけでは長続きしません。同じ地域の患者会同士が協力しこのような活動を広げていくことが今こそ、必要に迫られています。



東腎協No.161 20006年1月25日


最終更新日:2006年4月27日
作成:K.Atari