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共に生きる O

加藤  茂

落葉となったモミジ

香嵐渓のもみじ  秋から冬への衣替えは、美しい季節です。よく見れば赤や黄色に燃えた葉は、自然が作った宝石のようにも思えます。

 昨年の11月末、ツアーで紅葉の名所、愛知県足助町の香嵐渓に行く機会がありました。バス、自家用車もつめかけ混雑でごった返していました。香嵐渓とは、この地の香積寺というお寺、嵐は京都の紅葉の名所・嵐山の名を一字ずつとって名づけられました。山すそに植えられたモミジは、真っ赤に燃えていました。

 香嵐渓は、非常に混雑していたので落ち葉となったモミジはほとんど落ちていませんでした。みな来た人が持ち帰ってしまったのでしょうか。泊まった所は、浜松のホテルでした。香嵐渓で苦労して3枚拾ったモミジを翌日の朝、ホテルで描いてみました。

 翌日は、袋井の遠州3山へ。こちらも紅葉がとてもきれいでした。遠州3山とは、可睡斎、法多山尊永寺(厄除け)、油山寺(眼病に御利益)でそれぞれ趣があり、静かに願い事をしました。

 医療費をめぐる情勢は、非常に激しく変化しています。サラリーマン本人の自己負担が2割から3割になる、70歳以上は1割負担ということが決定しました。だんだん病院にかかれなくなる状況が作られつつあります。病気になるのは、本人の意思に関係なく突然襲ってくるものです。誰もが平等に安心して病気を治せなくなってくるかも知れません。
ミカン
 糖尿病から透析になる人が増えています。糖尿病は、定期的に病院に行って検査をし、しっかり管理することが大事な病気です。しかし、自己負担が増えることで最悪の事態になるまで放置しておく人が増えるのでは、と心配します。そして透析患者が増え、再び透析患者にも自己負担の道がやってくることは必至ではないか、と思ったりするのですが…。

 冬の代表的なくだものは、ミカンです。オレンジ色の皮をむくと中もオレンジ色。オレンジ色は、あたかかい感じがするので寒い冬にはぴったりのくだものです。

 新年になって2日から3日にかけてツアーで寸又峡温泉に行ってきました。温泉は、つるつるすべすべの肌を作ることから「美女づくりの湯」といわれているそうです。何よりも今は新年、今年はいい年でありますように、と祈るばかりです。

(2002年1月)

東腎協 2001年1月25日 bP41

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最終更新日:2002年1月25日
作成:S.Tokura