戻る

共に生きるP

加藤  茂

 「3月で葉桜となったサクラサクラ地に落ちた花びら」

サクラ 今年は、桜が3月中旬に開花しました。4月に入るともう葉桜になってしまいました。その他の花も一斉に咲き出しました。

 4月中旬に1泊2日で佐渡へのツアーに参加しました。新潟港から佐渡の両津港までジェットホイルだと1時間で着いてしまいますまいます。小木でたらい船に乗る体験をしましたが、ほんの5〜6分湾内を巡るだけでした。

 佐渡金山では、かつて金が取れて栄えていた時代(江戸時代)を廃坑になった坑内に人形を使って再現していました。風光明媚な尖閣湾の風景、五重塔のある妙宣寺などを訪れました。トキの資料館へも行きましたが、ちょうど繁殖期で実況のビデオを見るだけでした。資料館には、14羽のトキがいるそうで、そんなに増えたのと思いました。佐渡の桜は、ちょうど満開で今年2度目の花見も楽しむこともできました。

 現在、第3種第4種郵便の存続が問われています。郵政事業庁が公社化され、その折には第3種第4種郵便をなくしてしまおうという考えのようです。郵便事業に民間の参入を許し、儲かる部門は開放して不採算部門はなくしてしまおうというものです。

 4月10日付「朝日新聞」によると「総務省は9日、第3種・第4種の割引制度を来年度から原則廃止する方針を固めた」と報道されました。患者団体にとって深刻な大問題だと思います。多くの患者団体が集って「身体障害者団体定期刊行物協会」という団体を作って第3種に満たない患者組織の発行物を支えてきました。その上、身体障害者団体の定期刊行物は低料で送れるため(運動の成果)に多大な恩恵を受けてきました。
地に落ちた花びら
 この制度がなくなってしまうと、東腎協も機関誌を送るために負担が重くなってしまうことになります。

 4月17日付「朝日新聞」によると公社になっても存続させる方針、と報道。が、「制度を存続し、料金水準などは新公社が決められるようにしたい」ということなので制度が存続されても値上げは必至の情勢のようです。今後、どうなるのかを見守っていきたいと思います。

 次々と咲いていく花々を見ていると、何となく慰められているようで心休まる気がします。花には、人の心をなごやかにしてくれる力が備わっているのでしょう。

 (2002年4月)
東腎協 2001年5月25日 bP43

戻る


最終更新日:2002年5月25日
作成:Ono