共に生きる Q

加藤  茂

雨の日のアジサイあざやかに

雨の日のあじさい

 6月に入るとサッカーのワールドカップが日本と韓国の共催で連日 戦われていました。サッカーにあまり興味のなかっにわかファンになって日本を応援しました。
テレビで見ているとスピードとスケールがすごくて圧倒させられました。前回優勝のフランスは、予選で1ゴールも入れられずまさかの敗退になってしまいました。
 日本は、予選H組で2勝1分け勝点7、堂々第1位で通過、決勝トーナメントに進出を果たすことができました。残念ながらトルコに敗れてしまい、ベスト8には入ることができませんでした。30日の試合で結局、ブラジルが優勝し、幕を閉じました。  
 サッカーに目を奪われている間も国会では、健保法案、郵便法案など直接関係のある重要法案が審議されていました。建保本人3割負担の導入が実現すれば、患者の生きる権利が奪われることになっていきます。当然、20万人を超える透析患者にもそれ相当の負担を、ということになってくるでしょう。
 6月9日午前、三田の障害者福祉会館で開催された編集委員会でbP44の予定やA4化への話しあいをおこないました。

芽が出てしまったジャガイモ

 常任幹事の人は、午後も引き続き常任幹事会で会議ですが、私は12時で終了。その足で上野に向かい、東京芸術大学美術館で開催されていた「油絵の卒業制作と自画像」展をみました。
 芸大卒業時に制作された自画像の展示です。私にはどの自画像も思いつめたように暗く、悲観した顔にみえてしまいました。青木繁の自画像もあり、他の作家の自画像と比べてみると精彩を放っているように思いました。
 そして、帰りにスーパーに寄って買い物をして自宅に向かう途中、何羽ものカラスに出会いました。超低空飛行で私の頭をすれすれに飛んで威嚇されてしまいました。きっと両手に買い物袋を下げていたので、襲ってきたのでしょう。
 日本列島に梅雨の季節がやってきました。入梅前は、天気がよい日が続いたのでアジサイの花がしおれて悲惨な姿になっていた光景に接し、梅雨も必要なんだなあと思いました。
 雨に打たれたアジサイは生き生きとして彩りもあざやかです。また買ってきて放っておいたジャガイモに芽が出てしまいました。普通なら捨ててしまうところですが、描くために1個だけとっておきました。

 (2002年6月下旬)

東腎協 2002年7月25日 No.144

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最終更新日時:2002年9月3日
作成:K.ATARI