患者会活動の理解を深める
用語・略語集

 会員の皆様に患者会活動について、より理解を深めていただくため、会報を読む上で参考になる用語解説の連載を始めます。第一回目は加盟団体編として私たち東腎協が加入している全国組織の全腎協と、全腎協が加盟している団体の解説です。

【全腎協】(社)全国腎臓病患者連絡協議会・・・URL:http://www.zjk.or.jp/
 腎臓病に関する正しい知識の普及、および社会啓発ならびに腎臓病患者の自立と社会参加の促進を図り、もって国民の保健、福祉の向上に寄与することを目的とした法人です。
 会員は正会員(都道府県単位の腎臓病患者とその家族を構成員とする団体)と賛助会員で構成されます。東腎協からは藤原副会長が理事として選任されています。
 毎年5月に全国大会(来年は山口)が開催されます。また、昨年が結成30周年でした。

【JOT】(社)日本臓器移植ネットワーク・・・URL:http://www.jotnw.or.jp/
 臓器を提供してもよいという人(ドナー)やその家族の意思を生かし、臓器を提供してもらいたいという人(レシピエント)に最善の方法で臓器が贈られるように橋渡しをする日本で唯一の組織です。
 専任の移植コーディネーターが24時間対応で待機しています。本部と3支部で構成され、臓器提供施設、腎バンク・臓器バンクなどの各都道府県移植普及組織、HLAなどの検査施設、移植施設などと連携をとり、常に最良の移植が行われるように体制を整えています。

【JPC】日本患者・家族団体協議会
 我国における患者運動のナショナル・センターをめざして、1986年に結成されました。
 現在、都道府県単位の地域難病連(28団体)、疾病別全国団体(15団体)あわせて43団体で構成されています。
 (2001年4月1日現在)
 「人間の尊厳、生命の尊厳が何よりも大切にされる社会」をめざして、医療・福祉・社会保障の改善・充実のために様々な活動に取り組んでいます。

【JD】日本障害者協議会・・・URL:http://www.jdnet.gr.jp/
 障害の種別や立場、考えの違いを乗りこえ、「ノーマライゼーション」「完全参加と平等」の理念を具体的に実現することを目的として、各種事業を全国的に展開しています。
 主な活動は障害問題の調査・研究、障害者施策への提言や改善運動の展開、障害者関係情報の収集と提供、障害者問題の社会啓発、障害者組織の育成・援助、国際交流の推進を行っています。
 全国的な、あるいは広範な活動をしている障害者やその家族を含む当事者団体と障害者分野の関係団体で構成しています。

【全難連】全国難病団体連絡協議会
 難病患者の医療と福祉の向上、及び各難病団体相互の親睦と情報交換を目的にして、昭和47年に結成されました。主な活動として難病の理解と正しい知識の啓発のための講演会「難病を考える集い」の開催、厚生労働省等への陳情活動、医療生活ならびに福祉に関する相談業務、会報の発行、難病患者に関する調査、情報収集及び加盟団体等への提供、国立療養所等の施設見学、総会・運営委員会の開催を行っています。

 全腎協はこの他に障害年金改正をすすめる会に加盟しています。

 東腎協 2002年10月25日 145


最終更新日2002年12月7日
作成:K.Atari