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なかまのたより一般


透析1年生

東海病院ひまわり会  平松 周美

 昨年3月に透析を開始して、早一年になろうとしています。しかしまだ、食べ物、水等の調節がなかなかできず苦しんでいます。私は、手術は文京区の某病院で行い、4月から東海病院でお世話になっております。文京区の病院では、春は花見会など、行っていて、私も出席致しました。食後に約1時間にわたり先生より今後の腎臓病との長い付き合い方についてのご指導がありました。そして、最後に語られた言葉を私は今も忘れることは出来ません。

「皆さんが今日こうして元気にいられるのも、先輩の方たちの並々ならぬご努力があって保険で治療が出来るようになったからなのです。私たちの為にしてくださった先輩に深く感謝すると同時に、これからはあなた方がそれを引き継いで後世の人のお役に立って下さい。その為にも友の会に入会して是非会費を払って下さい。一人一人の額は僅かでも寄せあえば大きな力になります」と、この様なお話でした。

当会では、入会者が未だ5割だそうです。どうぞ未加入の方は是非会員になられて、今後の方に少しでもお役にたてたならと願いつつ筆を取りました。


飲めないことを嘆かず

個人会員 井上 健史

 
井上 健史さんの写真
 透析を受けるようになると、生活にハンディができ楽しくないことが多いのが普通である。文句を言っても仕方がないので、透析になって、これまでなかった、良いことを書きたいと思う。それは、水の旨さである。透析患者の最大の敵である水の旨さというと妙に思われるかもしれないが、まさに水である。透析になる前は、ただ、がぶ飲みするするだけであった。ところが、今は、1日1リットルに制限されている。。小さいコップ1杯の水も氷を入れて、しみじみと飲む。ついでに、氷もかじる。旨い。究極の味は水なんだなあと思う。旨いのは、水だけではない水分はなにもかも旨いのである。コーヒーはカリウムが高いので、妻のを横取りして少しすするだけだが、実に旨い。

コーラ。わたしの場合、これが、渇を癒すのに一番効果があるので、しばしば、お世話になる。一番小さい缶を飲んでいる。ゲプッとくる瞬間、生きている幸せを感じずにはいられない。

このように、水分を、おいしくありがたく飲めるというのは健康な身体のときにはなかったことだが、今では、飲むたびに感じている。水分をたくさん取れないことを嘆く透析患者も多いのだが、このようにとらえることによって、かえって、幸せを感じることができると思う。


町田市に患者会を

町谷原クリニック腎友会 新井 静雄

 東京都町田市に腎臓透析患者の会を発足する運動が始まりました。難病治療の福祉の中心は国から地方へ、都から市へと動き始め、市単位の組織作りが必要になってまいります。町田市ではあけぼの病院、町谷原病院の2ヵ所で透析を行っており、各病院にはそれぞれの友の会がありますが、今回町田市在住で他県、都内で透析治療を受けておられる方にも参加していただきたく、この欄をお借りしてお知らせすることとしました。参加される方、また、話を聞きたい方、下記へご連絡いただきたく、よろしくお願いします。

E-mailアドレス : araishizuo@email.msn.com

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最終更新日:平成13年7月15日
作成:Tokura