災害時透析医療
災害時の患者の心得、情報のネットワークについて
(参考資料:災害時における透析医療活動マニュアル 平成26年3月改訂版:東京都福祉保健局発行)
いつ起きてもおかしくないと言われている東京直下型地震!日頃の備えを万全にし、災害時の行動、透析医療確保のためのネットワーク、情報伝達方法について事前に十分に把握し、災害時に冷静な行動が取れるように準備しておきましょう。
- ・水分、カリウム等の管理
- ・避難した場合、透析をしていることを申し出る
「情報伝達」方法は事前に複数準備を!
■各施設前などに掲示板を設置し情報を提供してもらいましょう。
■災害用伝言ダイアル171を活用しましょう。
災害用伝言ダイアル171(NTT東日本)について 詳細はこちら→
伝言の録音方法(NTT東日本)の詳細はこちら→
伝言の再生方法(NTT東日本)の詳細はこちら→
■災害用伝言板(web171)を活用しましょう。
災害用伝言板(web171)について 詳細はこちら→
■固定電話の利用(公衆電話、避難所の無料公衆電話は災害時優先電話)
■避難所の要援護者窓口の利用
- ・自分で安全な地域へ脱出(脱出後でも良いから施設へ連絡をとる)
- ・誰かが探しに来てくれるとは考えない!
- ・患者団体へ連絡する(病院患者会、地域腎友会)
- ・行政機関へ連絡する(東京都福祉保健局、市町村防災担当課)
- ・報道機関からの情報入手(地域のラジオ放送、ケーブルテレビ)
- ・透析の医療情報がわかるもの(透析手帳・カードなど)
お手持ちの携帯電話でこちらのQRコードを読込をお願いいたします。
(QRコード読込の操作方法は機種により異なります。)
災害時には携帯・インターネットが切断されることが想定されます。その為、東腎協会員様には下記情報を携帯に取り込んで頂くようお願いしております。読み込んで頂きますと下記のような情報が携帯に保存できます。
上記のような場面を除き、激震に遭遇したときはじっとしていた方が得策のことが多いのです。災害時緊急外来を受診した人の大半は、揺れている最中に何かしようと動き出した人です。
万一の場面に備え、緊急時の行動は患者会と透析施設側で良く話し合い、患者への周知徹底をしてもらいましょう。
防災訓練・患者教育なども透析施設側に実施してもらいましょう。
揺れが収まったら慌てずにスタッフの指示に従い行動しましょう。
下図は透析患者の災害時透析医療情報の連絡系統図です。被災に遭ったときの安否確認や協力医療機関の紹介の流れをよく理解しておきましょう。